バディ小説『お仕事』のコンテストを開催した理由とは? 文春文庫編集長に突撃!

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そんなあなたのために、文春文庫編集長 花田朋子さんに執筆の秘訣を聞く企画、第4弾です。
今回は「バディ小説『お仕事』のコンテストを開催した理由」です。
今回のコンテストについてはもちろんのこと、第2回以降のコンテストに向けてのヒントも!

バディ小説『お仕事』のコンテストを開催した理由

 様々なバディ小説がありますが、やはり圧倒的に思いうかぶジャンルとしては
刑事や探偵が登場するミステリーでしょうか。「相棒」というそのものズバリの名ドラマシリーズもありますが、「謎解き」とバディ小説というのはとても相性がいいと思います。
 物理学者、銀行員、新聞記者、医者、シェフ、いろいろな職業の名探偵がいますが、大体においてその個性あふれるキャラクターと一般人をつなぐ〈調整役〉としてのバディが登場することが多いです。実際にある職業でも、自分で考えた架空の仕事でも、読者の興味をかきたてるようなその【お仕事】ならではの道具、訓練、ルーティンなどのディテールを大事にしてください!

 ちなみに第2回のお題は【ロケーション】です。たとえば京都や鎌倉といった、旅情あふれる地方都市でもいいし、近未来の戦争地帯や、廃校、孤島、パラレルワールドといった、ぶっとんだ場所ならではのバディものも面白いと思います。もちろん、もっと身近な場所であっても構いません。この場合も、その場所ならでは情景が浮かぶように描く工夫が大事です。

 第3回は【キーアイテム】です。実は、「個性」を出すのが一番難しいような気がします。たとえばお仕事とつなげて、その仕事に必要な道具にしてもいいし、普通だったら絶対手を組まないような二人が、そのアイテムの存在によってバディにならざるを得なかったり。うまくストーリーに絡められれば逆に何でもありのお題だと思います。


4日連続で、執筆の秘訣を花田編集長にお聞きしました。
皆さんの創作活動のヒントにしてくださいね!


第1回:
「バディ小説」の極意とは?
第2回:新人賞で落ちる作品にありがちなことって?
第3回:お仕事小説にはどんな要素が必須なの?

お仕事小説にはどんな要素が必須なの?文春文庫編集長に突撃!

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「応募したけど、もっと魅力的に書けないだろうか?」
「今から急いで書こうと思うけど、どんなことに気をつければいいの?」
そんなあなたのために、文春文庫編集長 花田朋子さんに執筆の秘訣を聞く企画、第3弾です。
今回は「お仕事小説に必須の要素」です。
人気のお仕事小説がこの要素を満たしているか、読者としてチェックしてみるのも面白いかも!
お仕事小説に必須の要素①よくある物語に終わらない/どこかに過剰なものを潜ませる
 全体的にバランスが取れているけれど、「既視感がある、よくあるオチの物語」よりも、ある特定のジャンルへの知識が突出していて、そのディテールを描けているほうが、「お仕事小説」としては面白くなります。
 たとえば料理人が主人公の場合、「このテクニックを使うと料理が格段に美味しくなる」アイディアを盛り込むと、同じ題材を扱っている人よりワンステップ上の印象を与えられます。

お仕事小説に必須の要素②読者の予想を裏切る設定
 実はものすごくネクラなのに、作る歌はバカバカしい歌手。PCのない環境で育ったシステムエンジニア、動物の苦手な獣医……一見ありえない設定を、説得力のある物語として展開できればそれだけでも大成功。一方、「いかにもありそう」なキャラクターも物語の中でバリエーションを作り出すのに必要なテクニックです。


4日連続で、執筆の秘訣を花田編集長にお聞きしています。第4回(2018年1月19日更新)もお楽しみに!

第1回:
「バディ小説」の極意とは?
第2回:新人賞で落ちる作品にありがちなことって?

新人賞で落ちる作品にありがちなことって?文春文庫編集長に突撃!

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そんなあなたのために、文春文庫編集長 花田朋子さんに執筆の秘訣を聞く企画、第2弾です。
今回は「新人賞で落ちる作品にありがちなこと」です。
あなたの作品もチェックしてみてくださいね!

新人賞で落ちる作品にありがちなこと①「視点がバラバラ」
一番書きやすいのは一人称小説ですが、難点は主人公目線でしか物事を描けなくなること。どうしてもうまくいかないと、視点人物を変えることになりますが、変わりすぎると小説としてはどうしてもわかりにくくなります。視点人物はせいぜい3人に限定して、その範囲内で物語を展開してみてください。

新人賞で落ちる作品にありがちなこと②「書きやすいところだけ書いて、取材・下調べが必要なものを省く」
 新人賞において差が出るのは、物語の大枠ではなく、ディテールがどれだけうまく書けているか。特に今回のように「バディ」「お仕事」というお題が決まっているときは、そのディテールをどう書くかが大きな違いになります。想像力はとても大事ですが、それを過信せずに、資料にあたったり、実際に舞台となる場所に行ってみるだけでも、より物語に厚みと空気感が出ます。

新人賞で落ちる作品にありがちなこと③「ひとつの体験・エピソードだけで書く」
 自分のリアルな体験・エピソードはリアリティを出すために重要な手段です。しかし、それをそのまま書くだけでは広がりがなく、「こういうこともある」という感想で終わり、になってしまうかも。そこで想像力を駆使して、「あの時はああだったけれど、違う条件であればどうなっただろう」と考えてみたり、「自分が聞いた話はここで終わっているけれど、もし続きがあったとしたらどうなっているだろう」と考えを膨らませてみると、より楽しめる物語に発展します。

新人賞で落ちる作品にありがちなこと④「キャラクターの思考回路が一方的」
たとえば登場する敵役を、主人公側から見て「一方的に悪」として語ってしまうと、ちょっと子供っぽい小説になります。悪役には悪役の事情があることを匂わせるだけでも、ぐっと物語に深みが出ます。

新人賞で落ちる作品にありがちなこと⑤「人物を出しすぎてそれぞれのキャラクターが立たない」
話の展開のために登場人物を出しすぎて、それぞれのキャラクターが薄くなってしまう、というのも新人賞では陥りがちな罠です。印象が似たような人物が多いのはマイナスになります。必要な人物に絞り込んで、なるべくきちんと造形しましょう。


もちろん、ここに上げた条件に当てはまっていたとしても、作品に大きな魅力があれば受賞もあり得ますので、あくまでヒントとしてお使いいただくにとどめておいてくださいね。

4日連続で、執筆の秘訣を花田編集長にお聞きしています。第3回(2018年1月18日更新)もお楽しみに!

第1回:「バディ小説」の極意とは?
ギャラリー
  • バディ小説『お仕事』のコンテストを開催した理由とは? 文春文庫編集長に突撃!
  • お仕事小説にはどんな要素が必須なの?文春文庫編集長に突撃!
  • 新人賞で落ちる作品にありがちなことって?文春文庫編集長に突撃!
  • 〆切間近!「バディ小説大賞」受賞の秘訣は?文春文庫編集長に突撃!
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