いつもエブリスタをご利用いただきましてありがとうございます。
昨日は、エブリスタ6周年記念感謝パーティーが渋谷にある「森の図書室」で行われました。

また、パーティーに先駆けて、これまでにエブリスタからデビューした人気作家7名の自薦作品と、好きな・影響を受けた作品について、コメント付きで紹介する「エブリスタの本棚」を展示しました。
次は『奴隷区』のコミックも好評の岡田伸一さんがエブリスタで連載していた『奇少物件100LDK』。
3人目は「エブリスタ小説大賞2015-16」年間グランプリに輝いた白石さよさんの『優しい嘘』。
次は瀬川コウさんの『謎好き乙女と奪われた青春』。
エブリスタのファンタジーカテゴリで現在1位の千冬さんが選んだのは『ゲド戦記1 影との戦い』です。
『京都寺町三条のホームズ』の望月麻衣さんは、お薦め本にもエブリスタの本を選んでくださいました。
最後は『ドクムシ』の八頭道尾さんのセレクトで、『第三の時効』。
以上、14点を展示し、パーティーの最後に「お楽しみ抽選会」の景品として来場者の方にプレゼントしました。

気になった作品があった方は、ぜひ書店やエブリスタ上でチェックしてみてくださいね。
昨日は、エブリスタ6周年記念感謝パーティーが渋谷にある「森の図書室」で行われました。

また、パーティーに先駆けて、これまでにエブリスタからデビューした人気作家7名の自薦作品と、好きな・影響を受けた作品について、コメント付きで紹介する「エブリスタの本棚」を展示しました。
【ある日届いた謎のゲーム機、ナイトメア。それを境に私の日常は一気に崩れ去った……】
人の数だけ物語ってありますよね。
もし舞じゃなく自分にナイトメアが届いていたら?
ステータスはどんなのになるんだろう?
あの時、舞はこうしたけど自分ならどうするだろう?
そんな風に色々と考えてもらえれば私も嬉しいです。
この本は私が子供の時に大好きで何度も何度も読み直していた本です。文だけじゃなくイラストもあり、とても楽しく読めました。そして笑える部分も結構あります。大人になった今でも、読むことが楽しい!と感じられる本だったなあと思い出します。沢山シリーズも出ていますが、この本はどの巻から読んでもある程度理解できる感じになっているていうのもオススメできるポイントです!
次は『奴隷区』のコミックも好評の岡田伸一さんがエブリスタで連載していた『奇少物件100LDK』。
おすすめ本は『土佐堀川 広岡浅子の生涯』でした。朝ドラの原作ですね。
本作はプロットから制作するなど初めての試みが多く、また当時、東北震災の直後に「笑ってもらいたい」とエブリスタに投稿し、多くの反響を頂きました。「人は人格(キャラクター)のファンになる」を僕に教えてくれた娯楽ミステリーです。キーワードは「八名八問」。楽しんでもらえれば幸いです。
NHK連続テレビ小説において今世紀最高視聴率を記録した「あさが来た」原案本。大同生命創設者広岡浅子の「九転十起」を描いた傑作。著者の古川先生は30年前に本作を執筆。絶版になったものの、大同生命が再版を依頼し、たった一冊が図書館に収められ、それをNHKの関係者が発見、ドラマ化に至ったそうです。書き手としての九転十起も学びました。
3人目は「エブリスタ小説大賞2015-16」年間グランプリに輝いた白石さよさんの『優しい嘘』。
大ファンだという桜木紫乃さんの『氷平線』をお薦め本に選んでいただきました。
それぞれに思惑を抱えた男女が見合い婚約。上辺だけの関係を覚悟していた主人公は、疑念に揺れながら惹かれていきます。作品毎に命題を決めますが、この作品は恋愛小説の定番パターンを破るべく「答え合わせをしない恋」をテーマにしました。
「エブリスタ小説大賞2015-16」年間グランプリを受賞し、私にとって記念すべき作品となりました。
この短編集だけでなく、桜木紫乃さんの小説には厳しい境遇を黙々と受け止め、時に潔く、時に哀しい決断を下す女性達が描かれています。逞しく生きる彼女達の姿は、社会の底辺にあっても気高さを感じさせるほど。研ぎ澄まされた描写が女性達の諦念にも似た強さと悲哀を際立たせ、心に深く刺さります。
次は瀬川コウさんの『謎好き乙女と奪われた青春』。
お薦め本の『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』を読んでいなかったら、「作家になっていないかも」だそうです。
どうしても青春には求められる形があります。部活、恋愛、友情――。それを大人たちは青春と呼びます。しかし、実際のところそんなものに青春の本質はありません。青春の真実をこの「謎好き乙女と奪われた青春」をはじめとした謎好き乙女シリーズで描きました。大人に求められる青春を送れなかった人達へ、この物語を送ります!
僕の読書のきっかけであり、そして未だに読み返す小説です。過去の事件によって大衆からズレてしまったみーくんとまーちゃん。ズレた人は何とか元に戻ろうとがんばりますが、この社会、一度外れたら戻れません。でも、だからと言って幸せになれないわけじゃない。最高にズレたまま最高に幸せに。そんな「愛」ある小説です。
エブリスタのファンタジーカテゴリで現在1位の千冬さんが選んだのは『ゲド戦記1 影との戦い』です。
人気連載中の『居酒屋まるの千夜一夜物語』とあわせてコメントをいただきました。
居酒屋ものなのに、料理より次々に登場する神様や妖怪が巻き起こすドタバタ劇がこの作品の売り。自称平凡な店主と非常識な常連客たちを中心とした、一夜ごとの物語です。
今や古典ファンタジーの仲間入りし、アニメ映画にもなった作品。3巻までの三部作の中に、ファンタジーの人物設定も世界観も警告も感動もすべて詰まったお手本のような物語です。
『京都寺町三条のホームズ』の望月麻衣さんは、お薦め本にもエブリスタの本を選んでくださいました。
きたみまゆさんの『札幌ラブストーリー ~トライフルシンドローム~』です。
『読めば京都に行きたくなる』そんなキャッチフレーズをいただけた本作。埼玉から京都に引っ越してきた主人公・葵がひょんなことからバイトすることになったのは寺町三条にある骨董品店『蔵』。そこで葵は『ホームズ』と異名を取る店主代理人の大学院生・家頭清貴と共にさまざまな経験をしていく。京都×古美術 ×恋愛×ほんのり謎説き心がほっこりする、はんなりミステリーです。
「ネイルをしなくなったのは、いつからだろう?」札幌の出版社で情報誌を手がける平井由依はアラサーで独身。何より仕事が楽しい毎日だけど、女としての潤いのある日常とは真逆のところに。無愛想なイケメンカメラマン・片桐。無邪気で可愛い元モデル男子の後輩・三浦。主人公とは真逆で女子力たっぷり合 コン命の出川。色っぽく頼れる葉月さん。一癖も二癖もある編集長。みんなくせ者だけど憎めなくて、なんだかんだでみんな一生懸命。美しい大地、北海道を舞台に、恋に仕事に奮闘する、まるでドラマのような作品で、仕事の描写は本当に圧巻。恋のシーンは胸キュン必至。そして読み終えたあと、とても清々しい気持ちになれる本当に素敵な作品です
最後は『ドクムシ』の八頭道尾さんのセレクトで、『第三の時効』。
「なにより好きなのはそれぞれのキャラクター」ということで、皆さんの執筆の参考にもしてください。
閉じ込められた環境で殺し合いをするソリッドシチュエーションホラーは人気のあるカテゴリーですが、これもその一冊です。
でも神様だのゲームマスターだの、あるいは、やたら正義感を持った主人公も手ぬるい不良も出てきません。
エロとグロと胸くそ悪さに特化した、これぞソリッドシチュエーションホラーの王道作品。
この手の作品が好きな人にも初めて読む人にもお勧め出来る一冊です。
とある県警の、殺人などを捜査する強行班が舞台の短編集です。
短編ながらどの作品も普通の小説一冊分の満足感があります。
ストーリーや人間ドラマ、スリリングな展開なども面白いのですが、なにより好きなのは、それぞれのキャラクターです。
どの登場人物ももっと知りたい、活躍をもっと見たいと思えるキャラクターなので、是非ご一読ください。
以上、14点を展示し、パーティーの最後に「お楽しみ抽選会」の景品として来場者の方にプレゼントしました。

気になった作品があった方は、ぜひ書店やエブリスタ上でチェックしてみてくださいね。
今後とも、エブリスタをよろしくお願いいたします。