カテゴリ: エブリスタ編集部




こんにちは、エブリスタ編集部です。

2018年11月17日より、中央公論新社発行の『5分でとろける恋物語 ときめきスイート編/しっとりビター編』2冊が好評発売中です!

ちょっとHなシーンも交えた、大人のための恋愛短編集。
今回は、カバーイラスト担当・蒼空ユキヤさん(以下、敬称略)に、書籍の感想やイラストのこだわりポイントなどをお聞きしました!


『疲れた心を癒す自分にとってのごほうび』のような恋物語集

エブリスタ編集部:
今回表紙を手掛けられた、「5分でとろける恋物語」シリーズ2冊を最初に読まれたときの感想をお聞かせください。


蒼空ユキヤ:

私は毎晩1話ずつお話を読んでいたのですが
『いいなあ…素敵だなあ…』と幸せなため息をつきながらページをめくっていました。

ああ、切ないなと感情移入したり
きゅんが溢れていたり…恋っていいなと思える2冊でした。


エブリスタ編集部:

毎晩1話ずつ読んでらっしゃったんですね!2冊ともそれぞれ違って読み応えありますよね。

そんな「ときめきスイート編」と「しっとりビター編」ですが、それぞれのカバーイラストはどのようなイメージで描かれましたか?また蒼空ユキヤさんのお気に入りポイントがあれば教えてください!


蒼空ユキヤ:

『疲れた心を癒す自分にとってのごほうび』これがテーマな本だなと思っていたので2冊ともごほうびスイーツをイメージして描きました。

ときめきスイート編は甘い甘いフルーツたくさんのタルトを

しっとりビター編は酸味とほろ苦さのあるベリーチョコレートをイメージしています。

2冊同時発売とのことで構図や色合いは対になるように…と悩みました。


エブリスタ編集部:

2冊の構図や色合い、確かに対になっていますね!表情までもこだわられている感じがとても分かります!


胸きゅんあり、憧れカップルあり!衝撃あり!!惹き込まれ要素満載!!!

エブリスタ編集部:

そんなこだわりに溢れたカバーイラストの本書、「ときめきスイート編」「しっとりビター編」の中で印象に残ったシーン、お気に入りのセリフなどはありましたか?


蒼空ユキヤ:

どのお話も素敵なのですが特に印象的だったのは

ときめきスイート編『ここからここまでモンブラン』ふたりのやり取りと彼女の穂乃花ちゃんがとにかく可愛くて憧れるカップルだなと思いました!大切な人と食べるおいしいものは格別ですね。

しっとりビター編では『恋』に登場するヒロトくんの言動には胸きゅんでした!

『既読、確認』では読み進めていくうちに切なくて切なくて…で最後の衝撃ですよね。
まさかのラストにかなりぞわりときました。


エブリスタ編集部:

印象に残る作品だらけなこの本をまだ読んでいない方に向けて、ぜひおすすめポイントを教えてください!


蒼空ユキヤ:

ひとつひとつのお話が短く惹き込まれる要素が満載なので普段あまり本を読まないと言う方にも読みやすい本になっていると思います。

毎晩おやすみ前に読むと1日の疲れが癒されるのでおすすめです!

パッと見た印象を柔らかく!こだわりは表情と暖かさへの意識!

エブリスタ編集部:

最後に、ユキヤさんのイラストは色彩の豊かさが魅力の一つと感じているのですが、描かれるうえでのこだわりなど教えていただけますか?


蒼空ユキヤ:

いちばん意識しているのは表情と暖かさです。
パッと見たときに硬い印象ではなく柔らかい印象をもってもらえたらいいなと思いながら描いています。

色合いについては作品の雰囲気に合わせつつ
ごちゃごちゃしすぎないように注意をしているのですが…
なかなか難しく色決めに一番時間をかけているかもしれません(笑)


書籍化情報
【2018年11月17日発売】




最近、ときめいていますか?

疲れたあなたに、胸がキュンとする甘いお話を揃えてみました。

一日のご褒美に、甘くとろける恋物語はいかが?


収録作品:

ここからここまでモンブラン・・・・水瀬由仁

残酷で一流。・・・・奈良崎コウ

アイ キャンディー~もう、貴方だけしか~・・・・瑞己梨

掌・・・・西野夏葉

カ・ン・セ・ツ・・・・咲花実里

お婿選びには困難がつきものです。・・・・霧内杳

君は一番にはならない・・・・深山琴子

つい、想い続けてきたもので。・・・・早川素子

扉を開けて・・・・かず

瞬く星の下で君と。・・・・黒羽瑛人





最近、ときめいていますか?

たまには、刺激的で危険な恋はいかがでしょう?

一日のご褒美に、ちょっとだけスパイシーな大人な恋のトキメキをご堪能あれ!

収録作品:

あの夏の囚われの身・・・・二条光

始まりの場所、帰る場所・・・・ 麻柚

ラブホテル・・・・猫祭☆パル

猫の手借りました・・・・春日野清乃

蒼く、沈む・・・・笠井カヤナ

恋・・・・砂東塩

痛むのは足だけ・・・・紺紺

君にロストパラダイス・・・・青葉はな

既読、確認・・・・またたびまる

Profile:蒼空ユキヤ(Yukiya Sora)

日本在住。漫画/絵描き
向日葵と雪だるまが好き。
蒼空ユキヤさんのHP

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5分後にキミの一言ではじまる恋

こんにちは、エブリスタ編集部です。


2018年10月1日に角川ビーンズ文庫より『5分後にキミの一言ではじまる恋』が発売されました!


この「5分後に恋」はエブリスタで開催されたコンテストの受賞作品を集めた短編小説シリーズです。


今回は、エブリスタで「5分後に恋」担当を務めるハマモが「5分後に恋」誕生のきっかけや、短編に注目した理由など担当者しか答えられないことをお伝えします!

エブリスタにはバリエーション豊かな短編小説が集まっている

エブリスタ編集部:

「5分後に恋」シリーズ誕生のきっかけを教えてください。


担当ハマモ:

エブリスタには妄想コンテスト等を通して素敵な短編が集まっています。そこに目をつけたビーンズ文庫さんにお声がけいただき、このシリーズの元となる「恋」コンテスト(2017年3月〜2018年9月まで毎月開催)の企画が始まりました。


エブリスタ編集部:

エブリスタは今までに長編の恋愛小説をたくさん書籍化してきていますが、その中で今回短編小説に注目した理由を教えてください。

担当ハマモ:
質問1でお答えした通り、エブリスタの強みの一つとして短編小説があることが大きな理由です。また、「短編集は、王道とはまた違うバリエーション豊かな作品を掲載できるので、編集としても楽しい」とビーンズ文庫さんには言っていただいています。収録作にはエブリスタならではの個性あふれる作品が揃っています。

書籍化デビューへの近道はコンテストに応募する行動力


エブリスタ編集部:

既にイベントは終了していますが、作品選定で苦労した点や印象的なエピソードがあれば教えてください。


担当ハマモ:

半年間毎月コンテストを開催していたので、とにかく大忙しでした……! エブリスタ側の担当者は私ともう一人の固定メンバーで行っていたのですが、ビーンズ文庫側の担当者さんは毎月リレー方式でそれぞれ違う方が担当し、それぞれの個性を生かしたテーマを設定していただきました。クリエイターのみなさまにはタイトなスケジュールの中でも多くの作品をご応募いただき感謝しています。

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2018年4月16日(月)までエブリスタで行われていたエブリスタ×角川ビーンズ文庫「恋」短編コンテスト第1回「キュンとしたひと言」

エブリスタ編集部:

次にまた『エブリスタ×角川ビーンズ文庫「恋」短編コンテスト』があったとき、このポイントだけは絶対に押さえておいたほうがいいよ!というアドバイスがあれば教えてください。


担当ハマモ

恋がテーマの短編集なので、やっぱり「キュン」とする瞬間に力を入れて書かれているものが選ばれやすいように思います。「ここがときめきポイント!」というところを意識して執筆するといいのかもしれません。

受賞作品はもちろん、隠れた名作も収録されている!


エブリスタ編集部:
 

「5分後に恋」シリーズの今後の展開を教えてください。

担当ハマモ:

10月に第一弾が発売されたあと、12月に第二弾、第三弾が同時発売いたします。その後も続々発売予定です! 最新情報は角川ビーンズ文庫さんの特設サイトをご覧ください。

エブリスタ編集部:

最後に、10月1日発売「5分後にキミのひと言ではじまる恋」のオススメポイントを教えてください。

担当ハマモ:

エブリスタで開催した際のコンテスト名は「キュンとしたひと言」でした。

そのタイトル通り、「言葉」がポイントとなる作品が収録されています。受賞作はもちろん、隠れた名作もたくさん収録しています!ぜひこの機会にチェックしてみてください!

「5分後にキミの一言ではじまる恋」好評発売中!


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【2018年10月1日発売】

「5分後にキミの一言ではじまる恋 」

内容紹介:

5分後、きっと恋がしたくなる。胸キュンショート・ストーリー!

「5分後に恋」シリーズ、第1弾!


いつも私にだけウソをつく君の本当の気持ち(「五十嵐くんは今日も。」)

放課後の教室、私の心を撃ち抜いた彼の言葉(ホーネット・ピアス)、ヒミツのノートがくれた恋のはじまり(恋ノート)

……キミのひと言で、世界はキラキラかがやきだす。

5分で読めて、最後に心ときめく――そんな恋の小説ばかり!


恋にまつわるテーマごとに集めた、読み切りの胸キュン・ショートストーリーを20編収録。


【2018年12月1日発売予定】

「5分後に先輩にときめく恋」イラスト/いつか

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「5分後に失われる恋」イラスト/山科ティナ

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こんにちは、エブリスタ編集部です。


小説投稿サービス『エブリスタ』が数々の出版社とコラボして開催し、たくさんの作品を書籍化するエブリスタ小説大賞


本日は前回のインタビューの続きをお届けします!

2018年11月1日(木)から応募開始となる「エブリスタ小説大賞2018 レジェンドノベルス シリアスゲームノベル大賞」について、2018年10月5日(金)創刊となるレジェンドノベルス編集部さんに求めている作品の必須の要素や今回のテーマに決めた理由などをお聞きしました!


「大人が読んで楽しめる」「大人に刺さる」を意識すること


エブリスタ編集部:

『シリアスゲームノベル』に必須の要素を教えてください。


レジェンドノベルス編集部:

必須の要素は、ゲーム文化を背景としていることと、大人向けであることです。ゲーム文化を背景としている、というのは相当広くとっていただいて構いません。ロールプレイングゲームでもいいですし、リアルタイムストラテジーゲームでも構いません。大人向けというのは、「r.」がつくようなアダルト要素があるという意味ではなく、大人が読んで楽しめるということです。高校生の青春とか恋愛なんかは、大人にはあまり刺さらないかもしれませんね。

「エブリスタ作家ならではのアイデア×大人向け」の作品が欲しい


エブリスタ編集部:

『シリアスゲームノベル』を募集テーマにした理由を教えてください。


レジェンドノベルス編集部:

エブリスタは、アイデアに富む作品が非常に多く、ネクストファンタジー作品も多数投稿されています。ただ、私たちの探し方が甘いため、なかなか大人向けのネクストファンタジー作品に出会うことができず、口惜しい思いをしております。そこで、今回のエブリスタ小説大賞2018では、あえて「シリアス」と銘打つことで、大人向けの作品が集まるのではないかと期待し、このようにテーマを設定させていただきました。

エブリスタ編集部:

最後に、エブリスタ小説大賞2018 レジェンドノベルス シリアスゲームノベル原作賞への応募を考えている人々にメッセージをお願いします。


レジェンドノベルス編集部:

いろいろとややこしいことを言ってきましたが、エブリスタに投稿されているみなさんも、多くはゲームに親しんで育ってこられたのではないかと思います。ゲームの何が面白いのかと考えると、やはり日常では味わえない刺激や感情の動きを味わえるという点ではないでしょうか。そしてそれは、小説もまた同じです。あまり難しく考えず、かつてのゲーム友達を楽しませるような、そんな小説をお待ちしています。


エブリスタ小説大賞2018 レジェンドノベルス シリアスゲームノベル大賞の応募は2018年11月1日(木)から



受賞作品はレジェンドノベルス(講談社刊)からの書籍化検討&賞金総額50万円! さらに優秀100作品にエブリスタ編集部からの選評がメールで届きます!(※選評に関する記事) イベントページはこちら。 皆さまのご応募お待ちしております。

次回の更新は再来週火曜日(2018年10月16日更新予定)になります。

お楽しみに!

※2018.10.16追記※次回更新日が2018年10月30日予定に変更となりました。申し訳ございません。 今後ともエブリスタをどうぞよろしくお願いします。

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こんにちは、エブリスタ編集部です。


小説投稿サービス『エブリスタ』が数々の出版社とコラボして開催し、たくさんの作品を書籍化するエブリスタ小説大賞


2018年11月1日(木)から応募開始となる「エブリスタ小説大賞2018 レジェンドノベルス シリアスゲームノベル大賞」について、2018年10月5日(金)創刊となるレジェンドノベルス編集部さんにお聞きした、レーベル立ち上げのきっかけや今回のイベントで求める作品像などを2週間連続でお届けします!
作品執筆のヒントになるかも!?


次にくるのは「ゲーム文化を背景とする新時代のファンタジー」


エブリスタ編集部:

「レジェンドノベルス」立ち上げのきっかけを教えてください。


レジェンドノベルス編集部:

文芸書全体の売上が伸び悩むなかで、エブリスタをはじめとする投稿サイト発のファンタジー小説に関しては依然として成長を続けています。そこで、既存の作品を読んでみたところ、驚くほどレベルの高い作品がいくつもありました。これはと思って調べてみたところ、先行レーベルは多数存在するものの、特にゲーム文化を背景とする新時代のファンタジー、すなわちネクストファンタジーにおいて参入の余地ありということがわかり、レーベル創設を決めました。


対象読者は「ゲーム文化で育った人」


エブリスタ編集部:

レジェンドノベルス編集部が考える「シリアスゲームノベル」とは何でしょうか。


レジェンドノベルス編集部:

レジェンドノベルスは、ゲーム文化を背景とするネクストファンタジーの専門レーベルですが、その中でも濃密な文章と表現力を持った作品を、我々は「シリアスゲームノベル」と呼びたいと思っています。字面からは、いわゆる「デスゲーム」が想起されるかもしれませんが、必ずしも命がけである必要はありませんし、なんならゲーム自体を描く作品である必要もありません。必要なのは、ゲームの要素が(背景にでも)含まれていること、そして面白いこと。それだけです。

エブリスタ編集部:

「ゲームの要素」解説がとても参考になります!

続いて、レジェンドノベルス編集部が求める作品像を教えてください。


レジェンドノベルス編集部:

レジェンドノベルスは、「全部傑作!ハズレなし」をレーベルコンセプトに掲げています。対象読者はゲーム文化で育った人ですが、その人たちが読めば、たしかにこれは傑作だと納得してもらえる作品ばかりを集めています。具体的には、文章力があり、独自性があり、そして物語として面白い。逆に言うと、コメディとしての面白さや、キャラクターの魅力が柱となっている作品は、(それだけでは)当レーベルの範疇とはしていません。

書籍化デビューの鍵は「独自性」と「文章力」


エブリスタ編集部:  

新人賞で落ちる作品にありがちなことを教えてください。


レジェンドノベルス編集部:

新人賞は実施していませんが、作品を検討するにあたって重視しているのは、主として①独自性があること、②文章力があることの二点です。①は、これまでの作品にはない、独自性の高いアイデアがあり、それが作品の面白さになっているということです。②は、読書に慣れた大人がスムーズに読むことができる文章であるということです。特に、語り手の視点を意識して書かれているかどうかは、最初の分水嶺になると感じています。

エブリスタ小説大賞2018レジェンドノベルスシリアスゲームノベル大賞応募は2018年11月1日(木)から



受賞作品はレジェンドノベルス(講談社刊)からの書籍化検討&賞金総額50万円! さらに優秀100作品にエブリスタ編集部からの選評がメールで届きます!(※選評に関する記事) イベントページはこちら。 皆さまのご応募お待ちしております。

2週連続でお届けするレジェンドノベルス編集部インタビューの続きは、

来週火曜日(2018年10月2日更新予定)になります。

お楽しみに!

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エブリスタ発ヒット作で見るサスペンスホラー分類チャート
こんにちは、エブリスタ編集部です。


小説投稿サービス『エブリスタ』から生まれた大ヒット作といえば、

「王様ゲーム」「奴隷区」「カラダ探し」などの”ホラー・サスペンス”(通称:ホラサス)


今回は「ホラサス」にスポットを当て、
ヒットの傾向や詳しいジャンル・代表作品などについて、ご紹介しようと思います。


”理不尽デスゲーム系”を中心に若年層に安定した人気

小説やマンガのジャンルにおいて、特に10代男子を中心に安定した人気を保っているのが「ホラー・サスペンス」(通称:ホラサス)です。

読者を引き込むインパクトサクサク読める展開の早さが重要で、ホラサスは奇抜な設定や展開、刺激の強い恐怖描写など必須な要素を盛り込みやすく人気の出やすいジャンルです。

ヒットのポイントはタイトルと冒頭5ページのインパクト

小説投稿サイト『エブリスタ』視点でお話しすると、ほぼスマホで読まれるWEB小説は、移動時間や寝る前といった限られた利用時間の中で、いかに読者にインパクトを与え、続きが読みたくなるように「引き」を作れるかが重要です。

その点ホラサス作品はショッキングなシーンを1ページで表現しやすく、スマホと相性が良いジャンルと言えます。冒頭数ページで「面白そう!」と思わせるためには短文でも印象に残るメッセージを残すことも重要です。


タイトルに『奴隷区』『生贄投票』『監獄実験』など漢字を組み合わせ
一目でわかりやすくした作品が多い傾向にあります。


グロテスクな描写や、解りやすい設定でインパクトを与え読者を引き込みつつ、極限状態での登場人物の友情や裏切りなど人間ドラマの要素、心理バトル要素、謎解きの要素などもバランスよく組み込んだものがヒット作品となっています。

エブリスタ発ヒット作で見る”ホラー・サスペンス”分類チャート大公開!

エブリスタ発ヒット作で見るサスペンスホラー分類チャート

【理不尽デスゲーム】

アニメや実写映画化された「王様ゲーム」や「奴隷区」をはじめヒット作も多く、WEB発の代表ともいえるのがこの「理不尽デスゲーム」系です。

「どこかの空間に閉じ込められる」「謎のアプリが突然インストールされる」といった形で主人公は強制的にゲームに参加させられ、クラスメイトや集められた他の参加者たちと時には敵対、協力し、脱落者を出しながらゲームの主催者からのミッションをクリアしていく―というスタイルです。

「格闘技の経験者、学級委員、美人などリアル強者は序盤で死亡(脱落)」 「ゲームの狂言回しはキモ可愛いキャラが担当」 「なぜかゲームのルールを熟知しているライバルがいる」など”デスゲームあるある”も。



【王道ホラー】

古くは『四谷怪談』のお岩さんから『リング』の貞子まで日本のホラー作品の王道といえる”この世のものではない” ものに襲われる登場人物の恐怖を描くジャンルです。やはりポイントは、キャラクターのインパクト。ヒット作は『カラダ探し』の「赤い人」のようにビジュアル、ネーミング、人への攻撃方法、生い立ちなど、様々な要素が際立っています。



【禁断の地系】

こちらも怪談や都市伝説の王道である「地図に無い」「絶対に行ってはいけない」場所での恐怖を描いたジャンルです。”住人“たちは狂気に侵された人間か?すでに人間ではない何かなのか?

単体ではなく集団で主人公たちを襲ってくるケースが多いので注意が必要です。



【欲望叶えます系】

もしも人の欲望を叶える“こんな世界だったら”“こんな商品があったら”といった設定の中で、そこに生きる登場人物の欲望やコンプレックス、狂気といった”負の部分“に焦点を当てたドラマを描きます。いわゆる幽霊的なモノは出てきませんが心理的にジワリと怖いジャンルです。



【復讐系】

陰惨ないじめや犯罪に巻き込まれ、人生を狂わされた主人公が復讐鬼と化し当事者たちに罰を下します。復讐に至る経緯や復讐シーンは肉体的・心理的にも凄惨な描写が多くダメージ大。ホラージャンルの中でも最も後味が悪いこと必至です。



【感染系】

謎のウイルスに感染し屍人(グール)化した人と、生き残った人類のサバイバルを描きます。

舞台は蔓延を防ぐため隔離された建物から、地球上がほぼグール化したディストピアまで様々です。噛まれるなどするとその人もグール化するため、感染が広がっていく恐怖や、友人や恋人といった身近にいる人がグール化してしまった時にどうするか?といった人間ドラマも盛り込まれます。



【バケモノ侵略系】

巨大生物や異星人と人類との生存を賭けたサバイバルを描きます。人類が”食べる側“から”食べられる側”に回った恐怖や絶望。何気ない日常や価値観も、目線を変えればホラー要素に満ち溢れていると気づかされます。



”ホラー・サスペンス”に興味を持ったらエブリスタ

ホラー・サスペンスの世界はいかがだったでしょうか。

エブリスタ小説大賞2018で今後募集が始まる「レジェンドノベルス シリアスゲームノベル大賞」や「竹書房 世界一怖い小説大賞(仮)」など、執筆の何かにお役立ていただけたら嬉しいです!


エブリスタ小説大賞2018 応募受付中!



受賞作品は書籍化検討やコミック化検討&賞金総額50万円!詳しくは各イベント詳細へ!

さらに優秀100作品にエブリスタ編集部からの選評がメールで届きます!(※選評に関する記事)

イベントページはこちら。


皆さまのご応募お待ちしております。


次回の更新は、再来週火曜日(2018年9月25日更新)になります。

お楽しみに! ※2018.9.18追記※次回更新日が変更となりました。申し訳ございません。


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